海外ETFとは、各種海外株価指数に連動することを目的に運用される投資信託であり、低コスト・低リスクの利点から最近注目をあびています。そのため、老後の年金や退職金の運用にも適しています。
海外ETF(海外株価指数連動型上場投資信託)とは、"Exchange Traded Funds"の略であり、各種海外株価指数に連動することを目的に運用される投資信託です。一般の投資信託と異なって、外国株式と同様に時価で海外の証券取引所で売買できます。
どれほど有望な投資対象であっても、運用コストが高くなればその分リターンは目減りしてしまいます。しかし、海外ETFではこの点をほとんど気にする必要がないほどコストがかかりません。売買手数料もほぼ株式と同様の設定となっています。
また、個人レベルではS&P500の採用銘柄をすべて購入するのは資金的に困難ですが、海外ETFならばこの指数に小額から投資するのと同様の効果が期待できます。
ETF保有者の約80%が、「1〜30%のリターン」を得ているとのことです。特にここ数年の日本を除くアジアのETFが結構高配当なのは意外とも言えます。
退職金や年金の”虎の子”の資産を運用・構築するには、低リスクでそれなりのリターンが重要です。海外ETFについて本ブログで理解いただき、幸せな老後を過ごしていただくことが作成者の強い願いです。
海外ETFが老後資産構築に適している理由は、以下の3つに大別されます。
・わかりやすい:株価指数との連動
海外ETFは海外の株式市場に上場していて、その時価は様々な株価指数と連動して推移しています。価格の変動を見ながら購入・売却のタイミングが決められますし、例えばTVニュースでの相場(TOPIX等)を見ながら株式のように指値注文が可能です。指数連動型なので、個別銘柄の分析の必要もありません。
・保有コスト:信託報酬の安さ
海外ETFの信託報酬は年1%未満のものが多く、一般的な投資信託よりも低く設定されており、長期投資にも適しています。
海外ETFは一定口数までは取引手数料が定額という例が多く、ある程度金額がまとまってから買った方が手数料が節約できます。
・豊富で小額の分散投資
幅広い銘柄への分散投資が行われますので、個別株式への投資と比較して、リスクの分散が期待できます。個人レベルでは手が出しずらく、個別銘柄への投資が困難な国に対しても投資が可能です。
海外ETFを行う際は、以下の3点をご注意ください。
・為替変動リスクと上場廃止リスクの存在
海外通貨を日本円にする際には、為替の状況によっては当初の投資元本を割り込む恐れがあります。
かつ、ETFにも上場廃止が発生する場合があります。日本株ETFの場合は個別銘柄の上場廃止と同様の取り扱いとなります(すなわち証券は紙くず同様となります)。受益証券は買い戻しとなる可能性が大きいです。
・積み立てには不向き
ETFはインデックスファンドより信託報酬の低いのが利点ですが、最低購入金額が大きく、売買ごとに手数料がかかるという欠点があるため、積み立てには不向きです。毎月一定額をインデックスファンドで積み立て、例えば100万円になったらETFに乗り換える投資方法がオススメです。
・課税の仕組み
日本株同様、'08年12月末までは、税率10%の申告分離課税となります。売却差損が出た場合には、日本株を含むほかの株式との損益通算が可能です。ただし海外ETFの売買は一般口座のみとしている所もあり、その場合には売却益・損のどちらがでても確定申告が必要です。